2022年10月03日
「地積測量図の作製年代別の特徴について」 No.1,299

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おかげ様です。
不動産コンサルティングマスターの村上哲也です。
やっぱり、おかしいですよね。
10月で30度を超えているって。
ここ数年は、11月上旬まで半袖のポロシャツなんですけど。
なんだかんだと、外と動いたり、
事務所でいたりすると、半袖がちょうどいいんですよね。
やっぱり、地球がおかしくなっている。
at home TIME 2022年10月号からの抜粋です。
とてつもなくマニアックで、全然おもしろくないけれど、重要な話です。たぶん。
「地積測量図の作製年代別の特徴について」
【プロローグ】
土地等の売買取引における公簿調査では、土地の形状や位置を確認するために、公図のほか、
地積測量図が備え付けられている場合には、これを取得します。
地積測量図は実測による地積が記載された重要な図面ですが、その内容は作製年代によってま
ちまちで、法務局によっては現存しない場合もあります。
今回は、地積測量図の作製年代別の特徴をまとめました。
◎地積測量図の保管
地積測量図の法務局での保管は、登記簿と土地台帳の一元化がなされた昭35年4月から始まりました。それ以前からある土地登記簿には地積測量図は存在しません。
また、その時点で全ての土地に作製されたものではなく、昭和35年4月以降に「土地の筆界(境界)を明示する必要のある登記」、
つまり㈠分筆登記、
㈡地積更正登記、
㈢土地表示登記(埋め立て、隆起等の新たな土地)がなされた土地に限定して、
作製され保管されました(法務局によっては昭和40年代前半までは地積測量図が存在しない場合も
見受けられます)。
◎保管開始初期の測量単位
作製当初の測量単位は尺貫法(1間=1・82㎡、1坪=3・31㎡)が用いられ、現在のメートル法での記載は昭和41年4月からです。このときの記載変更は登記簿表題部についてなされましたが、地積測量図自体は変更されることなく尺貫法の記載が残されています。
また、主に平板測量(巻尺を使い平板上で作図する方法)だったため、測量成果として精度の低いものでした。
縮尺は昭和35年4月から昭和52年9月までは300分の1、同年10月からは現行の250分の1となりました。
◎境界標の記載
地積測量図への境界標の記載は昭和52年10月から行われましたが、現地に境界標がない場合にはその記載がなされませんでした。そのため、平成5年10月より「境界標がない場合には、近傍
の恒久的地物との位置関係を記録する」と規定され、現地復元性に向上が見られるようになりました。
◎求積方法の変化と精度
初期の平板測量から昭和52年以降はトランシット(望遠鏡で点と角度計測する器械)による測量が標準化され、平成5年以降は測量機器の電子化に伴い座標値による求積が標準化されていま
す。これにより技術面での精度が向上し、現地復元性がさらに向上しました。
◎現地復元性重視の現行法規
不動産登記法の改正で(平成16年法律第123号)、平成17年3月7日以降に作製された地積測量図には、公共基準点(地球上の位置を定めた点)と結び付けた測量方法および筆界全点に座標値の記載を義務付けました(不動産登記規則第10条、第77条1項7号、8号)。
また分筆土地の全筆の求積を義務付けたことにより(同規則第78条)、最も高い現地復元性が担保され
るようになりました。
【感想】
ねっ!?、とてつもなく面白くもなんともない話でしょ?(脂汗)。
でも、重要なんですよね、
不動産の売主さんにも、買主さんにも。不動産屋も。
つまり、ご自身が、売ろうとしたり、買おうとしたりする土地の、
現況と、公法上の図面と、所有者の意思と、隣接地所有者の意思と、
これらが、合致しているのかなぁ~?ということです。
今回の話は、上記の「公法上の図面」が、「どれだけ正確なの?」というものです。
ですので、
売主さんは、「古くても、図面があるだろうがぁ!!!」とか、
買主さんは、「そんな古くさい図面や、信用できるか!!!」とか、って、
くれぐれも、ブチギレないように、お願い申し上げます。
一般の方もそうでしょうし、不動産業者もそうなんですけど、
やはり、「現場に境界標がある」ことが一番望ましいですけどね。
明瞭ですから。
一応ですが、
【刑法262条の2】
境界標を損壊・移動・除去等の方法で、土地の境界を認識できないようにした場合、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
まあまあキツめの罰則ですね。
なんかよくわけのわからない、小難しい内容でしたので、
見ただけでよくわかる「これ、美味いやつやん!」っていう写真を置いておきます。
もう秋が終わり、サンマが高い!高い!と言われる昨今で、
「もう、どれも全部美味いやん!!!」っていうお店で食したサンマです。
https://tabelog.com/kagawa/A3701/A370101/37007788/
もう見ただけで、美味しそうでしょ。
皮はパリッとしていて、上手な塩加減、身は甘い。
ハラワタも簡単に食べれるほどの美味しさでした。
赤よりも、白がオススメとのこと。
ちゃっちい酸っぱいだけの白ワインではありませんでした。
こころ温まる冬のクリスマスシーズンを連想させる味わいでした。なんじゃそりゃ?(苦笑)
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